周囲の反応を伺わないと動けない性格を活かす方法

今回のテーマは「反応が気になる個性を活かす」です。
「あなたが自ら行動を起こすのが苦手な理由」でお話した内容の続きです。
まわりを気にせず自主的に行動できるかどうかは、自主行動型か反映行動型かで違ってくるというお話をしました。
自主的に動けるかどうかは、性格的なものだけでなく、その人の行動タイプに関係しているのでしたね。
周りの状況をうかがったり分析したりするのが反映行動型の特徴でした。
ですが実際には、周囲の反応を気にしてしまうのにはそれ以外にもいくつかの理由があります。
今回は、それらも含めて、どうしたら周囲の反応を気にする傾向のを活かすことができるのか、についてお話していきます。
反応が気になってしょうがないのには理由がある
一般的に、周囲の反応を気にしすぎてしまうのは、気が弱いからとか、怖がりだからと思われがちです。
また、自信がないとか不安の表れであると取らえられてしまうこともあるかもしれません。
確かにそういうこともゼロではないかもしれませんが、もともと相手の反応を観察して、分析するタイプである可能性があります。
じつは、相手の反応を伺ってから行動するタイプの人は少なくありません。
とくに日本の場合は、文化的に反映行動型の割合が高いと言えるかもしれません。
じつは、周囲の反応が気になってしまうのには、反映行動型かどうかだけでなく基準点がどこにあるかということも関係してきます。
この基準点については、また別のところでお話ししますね。
まずは、周囲の反応が気になって動けない人はどうしたらいいのかについて考えてみましょう。
周囲の反応が気になって動けない人はどうしたらいい?
周囲の反応が気になって動けない場合、2つの視点で考えてみましょう。
① 自分がそのタイプだった場合
② 他者(部下、同僚、生徒、子供)の場合
①の場合は、対応手順がすこし多いので、また別途お話して行きますので、今回は「②他者の場合」についてお伝えします。
まず、周囲の反応が気になって動けないと思われるタイプの人には、次のような声かけは極力しないように気をつけます。
注意が必要な声かけ
- 今すぐやってください
- 急いでやってください
- やってみたらわかる
- まずは片づけてしまおう
- 自分のやり方でやってみて
- がんばったらできる
ここでお気づきかもしれませんが、相手を急かすような言葉だけでなく、相手を励ましたり鼓舞したりするのもよくない可能性があるということです。
良かれと思ってかけた言葉が、相手にとってはストレスになっている可能性があるんですね。
では、反映行動型の人にどんな言葉をかけてあげたら良いのかというと、次のような感じになります。
受け入れやすい声掛け
- ゆっくり時間をとって
- まずはじっくり考えて
- いまが良いタイミング
- 充分考えてくれたから
このように、時間の余裕を持たせて、相手に考える時間を与えることで、自分がどうやって動いたらいいのかを受け入れやすくなります。
他人の反応見てから動く人の良いところ
相手の反応を見てから行動に移す人は、スピードが少し遅くなりがちで主導権を握ったり、決定するのが得意ではありません。
一方で、相手が求めているものを察知したり、それをどうやって満たしていけるのかを考える能力があります。
また、その内容を正確に分析することも得意なことが多いので、カスタマーサービスやアナリストなどで力を発揮したりします。
さらに、相手を急かすことなく忍耐強く待つことができるので、実は管理職にも向いていると言えるかもしれません。
このタイプの方は、一見するとあまり華やかさがないように見えたとしても、実はとても深みのある人間性があったりします。
自己中心的だったり何かを無理強いするということが少ないので、周囲の人は気楽さを感じやすいともいえます。
じっくり話してこそ良さが分かるタイプ、と言えるかもしれません。
チャンスはきっと来る
最後に、周囲の人の反応をつい伺ってしまう人の特徴として、きっといつかチャンスがめぐってくると信じている人が多いということです。
これは、元の性格がポジティブかそうでないかということも関係してきますが、基本的に周囲の人の反応を伺うタイプの人は、人生そのものがどうなっていくのかについても様子を伺っているともいえるのです。
そのため、若い頃は行動力がなかったり、あまり積極的でなかったとしても、人生そのものの流れがつかめてくると行動に移すのが上手になってきたりします。
ですから子供や生徒や部下がまだ若いうちは、その人の個性を理解してあげながら、自主性をじっくりと伸ばしてあげるのがいいかもしれません。
機が熟してチャンスがめぐってきた時に、それをしっかりつかむことができたら素晴らしいことですね。

