理解がスローなのに後から実力を発揮しはじめる人とは?

今日のテーマは「実力を発揮するスピード」です。
あなたは何かを学んでから実力を発揮するまでのスピードが早いほうですか?
もし、そうだとするなら「のみ込みが早い人」として評価されているに違いありません。
一方で、新しいことを学んでも最初はなんのことやらさっぱりわからずに、しばらくしてからようやく分かってくるという方もいらっしゃると思います。
こういうタイプの方は、最初はポカンとしたり、少しトンチンカンなことを聞いてしまったりします。
もちろん人それぞれ得意分野がありますが、学ぶ範囲が広ければ広いほど遅くなります。
ちなみに私は完全に後者タイプで、新しい物事を習得するのがスローなほうです。
ところが、そんな立ち上がりが遅いスロースターターで、なんの見込みもないような人が、途中からメキメキと力を発揮してくることがあります。
今日はそんなことについてお話していきますね。
理解が遅くても後から伸びるタイプがいる
これからお話する内容は、仕事や勉強だけでなく、スキル習得や、新しい環境に慣れるかどうか、などいろいろ関係してきます。
なにかを理解したり、習得したり、うまく扱えるようになるための時間は、ひとそれぞれ異なります。
なぜかというと、なにかを理解しようとするときの、意識のフォーカス具合がひとそれぞれ異なるからです。
そのタイプを大きく分けると2つあります。
① 全体型
② 細部型
全体型の人は、何かを理解しようとするときに、まずはその全体像を把握したがります。
このタイプの人は、全体像がわかってはじめて、細部についてイメージすることができます。
一方、細部型の人は、最初に細かい点に意識を向けます。
細部について理解して、それを組み立てていくことで、ようやく全体を理解することができます。
全体 ⇒ 細部 or 細部 ⇒ 全体
のどちらで物事を理解しようとするかは、ほぼ無意識に行われるので、その人の個性のようなものといえるかもしれません。
全体像がわかるまでは理解が遅れるタイプがいる
① 全体像を知ってから細部を理解していく全体型
② 詳細な部分を理解してから全体像を把握する細部型
どちらが、理解が遅れるタイプだと思いますか?
はい。おそらく多くの方が考えておられる通り、②細部型のほうが理解が遅くなりがちです。
とくに、細かい手順が必要になることや、覚えることが多いと時間がかかってしまいます。
ところが・・・じつは、理解が遅くなりえるのは細部型だけとはいいきれません。
じつは、全体型の人も場合によっては遅くなりえます。
それはどんなときかというと、理解するべき対象の範囲が非常に広かったり長期間に及ぶものの場合など。
たとえば、1年間のトレーニングを受けてようやく一人前になれる訓練などは、全体型の人は最初は理解が遅いように見えるかもしれません。
一方、細部型の人は、小さなことから吸収するので、初めのころは理解が早いように見えるかもしれません。
つまり、情報の大きさや、範囲の広さ、時間の長さなどによって、変わる可能性があるわけです。
新入生、新入社員は時間をかけて見てあげよう
ですから、新入生や新入社員などは、その人のタイプによって理解の速度が異なることを理解してあげる必要があります。
最初の理解が遅いからといって、その人が劣っているわけではない可能性があるからです。
逆に、自分自身が理解がついていけないと悩んでいる人も、あまり気にしないほうがいいかもしれません。
会社や学校や組織の教え方の組み立て方が、自分自身のフォーカスタイプと違うだけという可能性もあるので、凹む必要はありません。
ちなみに、理解スピードや、理解の方法は、今日お話しした全体型、細部型以外にもいくつかの要素が影響しています。
それらについては、またお話していきますね。
もしかしたら人生も同じかもしれない
じつは、仕事や学びだけじゃなく、人生そのものも、うまく扱えるかどうかのスピードが違っているかもしれません。
若いころから人生をうまく扱ってキラキラしている人たちがいる一方で、長い間、悩みが多く生きづらさを感じている人もいます。
なかなか人生を楽しめなくて、周りの人たちがうまくいっているように見えてつらかったりしますよね。
でもね、人生って長いんです(若者にとっては)。
人生の全体像を理解してからようやく、人生をうまく扱えるようになる人もたくさんいらっしゃいます。
そういう人たちは、年を重ねるごとに生きやすくなっていったりします。
全体型の皆さん、安心してくださいね。
人生への理解がゆっくりでも、きっと後から追いついてきますから。
どんな全体像が見えてくるのかを楽しみにしながら、ゆっくり進んでいきましょう。

