自分の意見を曲げない頑固な人の心を動かす方法

今日のテーマは「頑固な人の心をうごかす」です。
前回は、「頑固さ」をいくつかの分類にわけて簡単におつたえしました。
今日はガンコな人の頭の中をチラリとのぞきつつ、その心を動かす方法についてお話していきましょう。
頑固な人に熱く語るのはNG
最初に大前提をお伝えします。
頑固な人に何かを受け入れてほしいときには、熱く語ってはいけません。
そのアイデアがどんなに素晴らしいものであってもそこに熱意を込めてはいけないのです。
それが単純にあなたの感想だけでなく、本当に相手のためになる内容でも同じです。
心から相手のためを思って言っていたとしても、相手にその熱意は届きません。
なぜなら、頑固な人は心の基準が内面の奥深いところにある場合が多いので、熱く語られるほど心が閉じてしまうからです。
また、その人の性格によっては、熱く語られるほど冷めていくこともあります。
そうなると、「あなたのためを思って言っているのに!」という熱い思いと、「余計なお世話」という相手の冷めた気持ちが残るばかりです。
では、そんな頑固な人に何かを受け入れてもらうにはどうすればいのでしょうか?
頑固な人には外側から攻めてはダメ
まず、頑固な人になにかを受け入れてもらうには、その人自身に意見を変えてもらうしかありません。
つまり、「人からの影響を受けて考えを変えた」のではなく、「自分の意識で考えを変えた」と感じてもらう必要があるわけです。
他の人からの意見は頑固な人にとっては意味がなく、自分の意見と照らし合わせて判断したいのです。
頑固な人は、自分の中に答えを持っていて、それに触れることができるかどうかが重要なわけです。
このようなタイプの方は、とくに感情的な判断をいやがりますから、熱く語ってはいけません。あくまでも冷静に。
では、どのように伝えたらよいのでしょう?
ここで大切なことは、話していく順番です。
上から下へ。
- 提案内容を短く具体的にいう
- それによってどんな問題が解決(回避)できるのかを伝える
- それによって得られることを伝える
- どうしてそれが良いのかのエビデンスや評判を伝える
(例)
今年発売された○〇社のA4ノートパソコンに買い換えたらどうかな?
今のパソコンだとすぐに固まってしまうけど、新しいパソコンならデータが消えてしまう心配はなくなるよ。
動きが遅いストレスもなくなるし、いつか完全に動かなくなってから後悔することもなくなる。
もちろん、新しいパソコンだと、仕事や勉強がスピーディにはかどるし、効率的に作業できるようになるし。
そうなったらもっと成績も上がると思うんだよね。
新しい機能が超使いやすいっていうレビューがすごく多くて、先生もこれがいいって進めてくれたんだ。
ポイントは、① ⇒ ② ⇒ ③ ⇒ ④ の流れで伝えることです。
順番を変えてはいけません。
この流れこそに意味があるからです。
トロイの木馬のように入り込め!
頑固な人や、考えをなかなか変えてくれない人は、内側から変えていくことが大切だとお伝えしました。
先ほどの流れで何が起こっているのかというと、こんなイメージです。
最初に小さな風穴を開けるわけですが、多くの人は、ここで相手の心をこじ開けようとして失敗します。
もっとも小さな穴を確実に開けるだけでいいんですね。
その小さな入口から相手の心の中にもぐりこんで、その後から効果的な流れの中で心を動かしていくわけです。
頑固な相手は、他の人から言われたからではなく、自分の判断で決めていると感じられるような流れです。
この方法は、いわゆる頑固な人だけでなく、思春期に心を閉ざしてしまった人や、営業における顧客やクライアントにも使うことができます。
影響を与えるのは外側からではなく内側からが鉄則です。
他者を変えることはできないけど
ひとつ注意点をお伝えすると、頑固と自己中心的な態度(自分勝手)を分けて考えるということです。
単に頑固な人への対応と、わがままだったり自己中心的な人への対応は異なります。
世の中にはさまざまなタイプの方がいらっしゃいますね。
頑固さというのは、それを変えたい人にとっては良くないものに映るかもしれません。
ですが、見方を変えると芯のある考え方といえるかもしれません。
頑固な人に何かを受け入れてもらいたいときには、まずは自分自身のこだわりを手放すのが先といえそうです。
どんな相手も、本人が望まなければ本当の意味で変えることはできません。
一方、人を変えることはできませんが「その人の心をそっと動かす」ことは不可能ではありません。
そこで動いた小さな振動が、その人を大きく変えていくことは大いにありえます。

