あなたが自ら行動を起こすのが苦手な理由

今回のテーマは「スピードと能力の関係」です。
世の中には、人にいわれなくても率先してどんどん行動していける人がいますよね。
また、何かを任されたときに、自主的に活動していける人もいます。
いわゆる積極的に動いていける人達です。
一方で、自分から行動を起こすのが苦手な人も多くいらっしゃいます。
たとえば・・・
- 行動にうつすのが遅い
- 率先して動くのが苦手
- 指示されないと動けない
- リーダー職は気が重い
- アイデアはあるけど考えて終わり
このようなタイプの人が周りにいませんか?
そして、あなたは積極的に動いていくタイプ、自ら行動するのが苦手なタイプ、どちらでしょうか?
自ら行動するのが苦手って悪いこと?
残念ながら現代社会では、自ら行動を起こすのが苦手な人は、あまりウケがいいとはいえません。
会社などでは、率先して行動するのが良しとされる傾向がありますよね。
自ら行動するのが苦手な人は、どうしても行動スピードが遅くなりがちなので、全体的な評価が下がってしまう傾向があります。
これは学校や家庭でも同じかもしれません。
行動が遅い子供は「グズグズしている」という印象が持たれやすくなってしまいます。
本当はとても良い子だとしても、自ら行動を起こすのが苦手だという理由だけでそう評価されてしまうのです。
とくに、上司、保護者、先生が行動的なタイプだとそうなりやすいでしょう。
残念ながら、いまの社会では、行動が早い人が優れている、と受け止められやすいのは間違いありません。
ですが、本当にそれは正しいのでしょうか?
人によって行動タイプとスピードが違う
自ら行動を起こすのが「得意」か「不得意」は、その人の行動タイプによって異なります。
ここで2つに分けて考えてみましょう。
自主行動型
自主行動型の人は、自分から行動を起こすのが得意です。
このタイプの人は、自ら飛び出していって仕事などを片づけることが苦ではないのです。
また、自分が行動を起こすことで成果を得ることができると感じています。
もちろん行動スピードは速く、率先して動くので優秀な印象を与えやすいでしょう。
全ての人がそうではありませんが、リーダータイプともいえるかもしれません。
反映行動型
反映行動型の人は、人から与えられたものを活かすのが得意です。
このタイプは、他の人がどんな行動をとるのかをじっと観察しています。
そして周囲の状況を把握したり、分析することで、どうやって動くべきかを考えます。
行動スピードは遅くなりがちですが、じつはアタマの中はフルスピードで回転していたりします。
行動そのものはスローだとしても、それは始める前までで、一旦始めたら驚くようなスピードで突き進むこともあります。
反映行動型の人は、身体よりも思考や感覚を使うタイプといえるかもしれません。
行動力ある人でも苦手なことがある
反映行動型の人は、消極的だったりグズグズしている、と思わやすいのですが決してそうではありません。
このタイプは、周囲の人の要求に答えるのが上手だったり、分析するのが得意だったりします。
行動スピードが遅くなるのは、状況を分析したり、熟慮しているにすぎません。
また反映行動型は、スローなかわりにタイミングを測るのが上手なので、効率的にチャンスを手にしたりします。
一方、自主行動型の人は、自分から事を起こしたりグイグイ進めていくのが上手ですし、主導権を握っていくのが得意なです。
そんな社会で評価されやすい自主行動型ですが、じつは得意でないこともあります。
それは、まわりに行動が遅い人がいると我慢できなくなる傾向があることです。
自ら動いている分にはよいのですが、主体的に動かない人を見ると理解ができずにイライラしてしまうこともありえます。
自主行動型の人は社会で評価されやすいので、早く昇進して管理職になる可能性も高まるのですが、行動の遅い部下のことをなかなか理解できないかもしれません。
反映行動型の個性を伸ばす周囲の人
自主行動型の人は「自分が動くことで事態は変えられる!」と信じていますし、反映行動型の人は「与えられたこの状況をどうするべきか?」と考えます。
これらのタイプはどちらが良くてどちらが悪いということはありません。
にもかかわらず、反映行動型の人が評価されにくいのはおそらく、評価する側の人間がこれらの違いが「個性」であることを理解せず「能力」であると思い込んでいるからではないでしょうか?
ここまでお話してきたように、反映行動型の人は周囲の状況を心に映して、それを分析していきます。
反映行動型の人は、自らの評価を他者に委ねるところがあるので、自分で「自分の評価を変えよう」なんてなかなか思わないわけです。
(または変えられないと感じていたりします)
もちろん社会人であれば、そんなことばかり言っていてもしょうがないので、自ら努力する必要があるでしょう。
ですが、もしそれが子供だったり、まだ若い社会人だったらどうでしょうか。
なかなか行動に移せずにいる人の「個性」を伸ばしてあげたなら、組織でも、クラスでも、家庭でも、おどろくほど素晴らしい力を発揮するかもしれません。

